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2014/06/30 (月) カテゴリー: その他
みなさま こんにちは。
ハーベスト事務局の武藤でございます。
先週6月26日(木)、まるで真夏のような日差しの中、新校舎で開催されました
【宮城県古川黎明高等学校 キャリアセミナー】の様子をレポートいたします。
◇◆◇ 事前レクチャー ◇◆◇
庄子校長先生、研究部の後藤先生から講師の皆様へのご挨拶を頂戴しました。

●庄子校長先生
地域で置かれた立場や働く環境により、生徒はまだ将来どのような働きをしたらよいのか考えるところまできていません。
働く=お金をもらう という認識にとどまり、働くことは社会貢献であり、国づくりにもなるということに結びついていません。これは私たちのせいでもあり、申し訳なく思います。
今日は皆さんに現実の(シビアな)話をしてほしい、そして『理想』を話してほしいと思っています。生徒には限りない未来があるはずだということをぜひお話ししてください。
暗い世情があります。しかし、輝く未来があり、日本を輝かせるのは君たちだと話してほしいと思います。
今日はよろしくお願いします。

●後藤先生
生徒たちは来年4月からの居場所が決まっていること、進路達成が目標になっています。
生徒の目標は高く、むしろ高すぎるといってもよいかもしれません。そのため、高すぎる目標がゴールとなってしまってい、その先を考えられていない、私たちが、大学に行った後は何をするの?と尋ねても「う~ん」と言って答えられないのが現状です。
生徒には私たち教員の言葉しかありません。なかなか他の大人の話を聞く機会がないので、今日はこれからの人生について話をしていただきたいと思います。
生き方・どのような目標を持っていくかをぜひお話しください。
今日はよろしくお願いします。
その後、生徒たちの案内で講師の皆様に移動していただき、講座スタートです!
今回は50分×2コマでの開催で、対象は3年生236名。
33名の講師の方々にご協力いただきました。
◇◆◇◆◇ 講座の様子 ◇◆◇◆◇

































◇◆◇ 意見交換会 ◇◆◇
講師の皆様、先生方より本日のキャリアセミナーのご感想をお話しいただきました。
(一部を抜粋してご紹介させていただきます。)
講師の皆様からは、
○初めての参加です。
普段の仕事は引きこもりや不登校、家庭内暴力などの相談を受けています。
今日は一つ生徒と一緒に出した結論があります。
それはSOSを出している人がいつでも相談できるように、このような団体が増えるべきだという結論です。
しかしそのあとに、こういう団体はない方が良い、将来なくなるべきだというところまで考えがたどり着きました。
問題があるから相談する場所が必要、問題のない良い社会であればこのような団体は必要ないのだということろまで生徒と一緒に考えて結論を出せたことに感動しています。
○仕事で古川黎明高校に携わっています。今日は恩返しになればと思い参加しました。
生徒たちと会話しながら講座を進める中で、様々な情報交換ができ楽しい時間を過ごすことができました。
○古川女子高校の出身、同窓です。
校舎も新しくなり男子もいるので新しい高校に来たようで緊張しました。また、同じ学校の22年前の卒業生です、と生徒たちに言いましたが、22年前はやはり遠すぎたのと(笑)、普段の講座と違い今日は男子が多く、距離を縮めるのに時間がかかりました。
しかし、「寝ないで夢中になれるのはこういう仕事だ」と話すことで距離を縮めることができました。
○開催趣旨を読みました。人間関係が希薄になっているとありましたので、今日は「つなぐ」ということをキーワードに話しました。
生徒は真面目で聞く姿勢もよくできていますね。また、勉強もよくしています。
しかし反面、リアクションが優等生という印象を受けました。質問し、「答えはなんでもいいよ」と言っても、正解を求めて言えない様子でした。今からの高校生活や大学生活でその部分が培われていくのかなと思いました。
今日は楽しく過ごすことができました。
とのご感想を頂きました。
後藤先生からは、
進路を歩むうえで貴重な話を聞きました。夢を持つこと、どうやって生きていくかをお話ししてもらったと思います。
私が震災後1ヶ月のあいだ避難所を運営して痛感したことは、「人は人がいないと生きていけない。人とのつながりの中で生きている。」ということです。このことを生徒たちによく話ししています。
今日は2時間という時間でしたが、講師の方をご案内するときなど、皆さんと1対1でコミュニケーションをとっている姿がみえました。
今日の出会いがまたどこで再会するかわかりませんし、これからよく会うこともあります。人間はつながって生きています。生徒の世界がまた一つ広がりました。ありがとうございました。

庄子校長先生からは、
「真面目」と「できる」は同じではなく、つながっていません。
話しを聞いているときはうなづいて聞いていても、いざ質問されると「うーん」と首をひねるというのはそういうことです。
私は始業式で「当たり前のことが当たり前にできる人になってください」と言いましたが、当たり前のことができていませんでした。できていないから質問されても話ができないのです。
今日は異年齢交流をさせてもらいました。身近な人や同窓生、カメラ屋さんや花火大会の実行委員の方、いろいろな方にに来ていただいて、生徒たちは「私もこうなっていくことができるのではないか」と感じたと思います。
これから社会に出て一番大切なことは何かを今日気づかせて頂きました。ありがとうございました。
とのお話をいただき、
【古川黎明高校 キャリアセミナー】が無事に終了いたしました。
講師のみなさま、
ご協力誠にありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ハーベスト事務局の武藤でございます。
先週6月26日(木)、まるで真夏のような日差しの中、新校舎で開催されました
【宮城県古川黎明高等学校 キャリアセミナー】の様子をレポートいたします。
◇◆◇ 事前レクチャー ◇◆◇
庄子校長先生、研究部の後藤先生から講師の皆様へのご挨拶を頂戴しました。

●庄子校長先生
地域で置かれた立場や働く環境により、生徒はまだ将来どのような働きをしたらよいのか考えるところまできていません。
働く=お金をもらう という認識にとどまり、働くことは社会貢献であり、国づくりにもなるということに結びついていません。これは私たちのせいでもあり、申し訳なく思います。
今日は皆さんに現実の(シビアな)話をしてほしい、そして『理想』を話してほしいと思っています。生徒には限りない未来があるはずだということをぜひお話ししてください。
暗い世情があります。しかし、輝く未来があり、日本を輝かせるのは君たちだと話してほしいと思います。
今日はよろしくお願いします。

●後藤先生
生徒たちは来年4月からの居場所が決まっていること、進路達成が目標になっています。
生徒の目標は高く、むしろ高すぎるといってもよいかもしれません。そのため、高すぎる目標がゴールとなってしまってい、その先を考えられていない、私たちが、大学に行った後は何をするの?と尋ねても「う~ん」と言って答えられないのが現状です。
生徒には私たち教員の言葉しかありません。なかなか他の大人の話を聞く機会がないので、今日はこれからの人生について話をしていただきたいと思います。
生き方・どのような目標を持っていくかをぜひお話しください。
今日はよろしくお願いします。
その後、生徒たちの案内で講師の皆様に移動していただき、講座スタートです!
今回は50分×2コマでの開催で、対象は3年生236名。
33名の講師の方々にご協力いただきました。
◇◆◇◆◇ 講座の様子 ◇◆◇◆◇

































◇◆◇ 意見交換会 ◇◆◇
講師の皆様、先生方より本日のキャリアセミナーのご感想をお話しいただきました。
(一部を抜粋してご紹介させていただきます。)
講師の皆様からは、
○初めての参加です。
普段の仕事は引きこもりや不登校、家庭内暴力などの相談を受けています。
今日は一つ生徒と一緒に出した結論があります。
それはSOSを出している人がいつでも相談できるように、このような団体が増えるべきだという結論です。
しかしそのあとに、こういう団体はない方が良い、将来なくなるべきだというところまで考えがたどり着きました。
問題があるから相談する場所が必要、問題のない良い社会であればこのような団体は必要ないのだということろまで生徒と一緒に考えて結論を出せたことに感動しています。
○仕事で古川黎明高校に携わっています。今日は恩返しになればと思い参加しました。
生徒たちと会話しながら講座を進める中で、様々な情報交換ができ楽しい時間を過ごすことができました。
○古川女子高校の出身、同窓です。
校舎も新しくなり男子もいるので新しい高校に来たようで緊張しました。また、同じ学校の22年前の卒業生です、と生徒たちに言いましたが、22年前はやはり遠すぎたのと(笑)、普段の講座と違い今日は男子が多く、距離を縮めるのに時間がかかりました。
しかし、「寝ないで夢中になれるのはこういう仕事だ」と話すことで距離を縮めることができました。
○開催趣旨を読みました。人間関係が希薄になっているとありましたので、今日は「つなぐ」ということをキーワードに話しました。
生徒は真面目で聞く姿勢もよくできていますね。また、勉強もよくしています。
しかし反面、リアクションが優等生という印象を受けました。質問し、「答えはなんでもいいよ」と言っても、正解を求めて言えない様子でした。今からの高校生活や大学生活でその部分が培われていくのかなと思いました。
今日は楽しく過ごすことができました。
とのご感想を頂きました。
後藤先生からは、
進路を歩むうえで貴重な話を聞きました。夢を持つこと、どうやって生きていくかをお話ししてもらったと思います。
私が震災後1ヶ月のあいだ避難所を運営して痛感したことは、「人は人がいないと生きていけない。人とのつながりの中で生きている。」ということです。このことを生徒たちによく話ししています。
今日は2時間という時間でしたが、講師の方をご案内するときなど、皆さんと1対1でコミュニケーションをとっている姿がみえました。
今日の出会いがまたどこで再会するかわかりませんし、これからよく会うこともあります。人間はつながって生きています。生徒の世界がまた一つ広がりました。ありがとうございました。

庄子校長先生からは、
「真面目」と「できる」は同じではなく、つながっていません。
話しを聞いているときはうなづいて聞いていても、いざ質問されると「うーん」と首をひねるというのはそういうことです。
私は始業式で「当たり前のことが当たり前にできる人になってください」と言いましたが、当たり前のことができていませんでした。できていないから質問されても話ができないのです。
今日は異年齢交流をさせてもらいました。身近な人や同窓生、カメラ屋さんや花火大会の実行委員の方、いろいろな方にに来ていただいて、生徒たちは「私もこうなっていくことができるのではないか」と感じたと思います。
これから社会に出て一番大切なことは何かを今日気づかせて頂きました。ありがとうございました。
とのお話をいただき、
【古川黎明高校 キャリアセミナー】が無事に終了いたしました。
講師のみなさま、
ご協力誠にありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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